※このブログは告白-25年目の秘密-第一話のネタバレを多く含みます。ご了承の上お進みください。
冒頭から不穏!25年越しの純愛か、狂気か
小学生の頃いじめっ子から助けてくれた強く優しい女の子。制服からして私立に通うお嬢様のよう。主人公の爽太はその後彼女と同じ中学へ入り高校へ入り、大学まで追っかける。 この時点で相当すごい執念だし、更に相手側からは認識されずにいるというのもすごい。
美男美女の恋愛ものかと思いきや、冒頭の幼い頃からのエピソードに続いて、雨の中血の滴るナイフを持った爽太と怯えたように見つめ合う麻里子のシーンから物語は始まる。やはりサスペンス要素の強いドラマのようだ。
麻里子の婚活事情と、動き出す爽太
麻里子は父が社長を務める大手化粧品会社の部長で、かなりしごできっぽいキャリアウーマン。会議での口調も割とキツめである。そんな彼女が婚活を始めたらしい。今のところあまりうまくはいっていないようだが、社内では麻里子お嬢様の婚活は噂になってしまい総務部の爽太の耳にも入ることとなる。
遠目に見ているだけで満足していた爽太もさすがにこれはまずいと行動を開始。 現金を持っていなかった麻里子の為にカフェのランチ代をさらっと払ってあげ、その後社内のエレベーター前でわざとぶつかって自分の作った資料を見てもらう。
総務部なのにスキンケア製品に関するマーケティングから成分のことまでめちゃくちゃ調べ上げて勉強している爽太を第二ブランド事業部にスカウトする麻里子。 戸惑っている風に見せながらも嬉しさを隠しきれず向日葵の花をデスクに飾ったりする爽太が可愛らしい。
祖母からのお見合い話と家庭の事情
仕事の後に祖母に呼び出され実家へ向かう麻里子。とんでもない豪邸だ!会社から割とすぐ行けたみたいだし都内だろうか? 緑に囲まれた豪邸のテラスのようなところで、素敵な男性を見つけたの、と嬉しそうに話す祖母。まさかおばあちゃんの恋バナ聞く為に呼ばれたの?みたいな顔する麻里子に、あなたの結婚相手に良いと思って!と祖母。既に3人で食事の約束も取り付けてきたという。しかも明日。面食らう麻里子。たまたま道で会って手を貸してくれたというその男性は、祖母の見立てによると麻里子より少し年上の好青年とのこと。
公式ホームページの相関図を見ると、このおばあちゃんが野瀬化粧品の創業者のようだ。行動力があり強い、というかやや強引な感じにも納得できる。お得意様と…なんて話していたし、まだ仕事もバリバリしているのだろう。
そんな二人を室内から鋭く見つめるのは麻里子の継母、つまり父銀次郎の後妻だ。両手に電話と包丁を持ち、電話の向こうにいる麻里子のライバルである第一事業部の部長立岩と何やら物騒な話をしている。自分の唯一の実子である麻里子の義弟はまだ大学に入るか入らないかくらいの年齢なのだろう。それまでに麻里子が出世し過ぎると困るということのようだ。
こういう大きな会社内での出世争いみたいなものは零細企業に勤めている身からすると信じられないというか、中で足の引っ張り合いをしているうちに競合に何もかも持っていかれてしまうんじゃないかと心配になる。でも「地面師たち」のモデルになった積水ハウスも会長派と社長派で対立していたらしいし、同族経営の大企業もロッテや大塚家具などがいわゆる「お家騒動」として度々報道されてきたので、やはり現実でもそういうことは起きているし、それによってすぐに大きく業績が傾くとも限らないんだろうな。
父銀次郎が帰宅し、弟もやってくる。弟はかなり呑気そうというか、母が心配するのもわかるような、ふわふわちゃらちゃらした感じの子。 せっかくだから久しぶりに家族で夕食を囲もうとの両親の提案に、結構露骨に顔を曇らせて断り去る麻里子。裕福でありながらかなり訳ありな家族関係のよう。
お見合い当日
翌日麻里子と祖母は高そうなレストランでお見合いの相手と待ち合わせ。 少し遅れてやってきた相手の男性は、麻里子と顔を合わせた途端、少し驚いたように固まってから「あまりに素敵な方だったので」となかなかかましてくる。祖母は麻里子より少し年上と言っていたけどまあまあ年上では?10歳くらいなら祖母の感覚では「少し」なのか?玉鉄だから素敵なんだけどさ!
そしてまさかの彼の職業を確認していなかった祖母。聞くと職業は公務員だと言う。会話が弾むと言うほどでもないけど決して悪くはない雰囲気。そんなお見合いの様子を店の外からスマホで隠し撮りする継母…あまりにも変装が下手で悪目立ちしてしまっている気もするが、まだ登場人物たちの裏というか全貌が見えない中、この継母からはかなりはっきりと不穏なものが感じられる。
夜のオフィスにて
定時になると誰よりも早く会社を後にし、しばらくカフェで仕事をしてすっかり暗くなってからまた会社に戻って仕事をする麻里子。かなり距離の近いカフェ店員にヒヤヒヤする。あんな距離感でお客様に話しかけたら次の日から来なくなっちゃいそうだよ。 一旦定時で帰るのは部下たちに気を遣わせない為だったらしい。夜一人で仕事をしていると爽太が現れ、差し入れのコーヒーを渡されながらやんわりそのことを指摘されて少し動揺する麻里子。初めて業務外の話題で少しだけ話が弾む。
行きつけのカフェが一緒だったり、同じマーベル作品が好きだったり、もうこの時点で結構怪しいというか、ちょっと怖い感じがないだろうか?まあぎりぎりそれくらいの偶然もあるのかな? 麻里子は嬉しいような、でも常に纏っているぴりぴりモードを突破されるのを警戒しているような微妙な感じ。しかし爽太のことを多少意識するきっかけにはなりそう。
奪われた企画
第一ブランド事業部が麻里子たちの作った資料をほぼほぼコピーしたような資料で先に提携先まで見つけて企画を通してしまったらしい。そんなことをして恥ずかしいと思わないのかと抗議する麻里子に対し、立岩はパクったのはそちら側だと言い返した上「温室育ちのお嬢様は引っ込んでろよ」となかなかの物言い。
傷付き投げやりになる麻里子に、あくまでも冷静にやりたかった企画を続けようとする爽太。誰もいない事務所に一緒に残って同じ熱を共有してくれる人の存在は、麻里子のような一人で抱え込むタイプの人には響くんじゃないかな。 しかし企画は奪われてしまったのに続けてどうするのかね。
と思ったら翌朝、突然第一ブランド事業部の方の企画が取り下げられ、麻里子たち第二ブランド事業部の企画が通ることが伝えられた。理由はよくわからないけれどとりあえず麻里子を囲んで喜ぶ皆。まだ喜ぶのは早いとその場を締める麻里子。そしてその様子を穏やかに見つめる爽太の口元には痛々しい擦り傷が。
爽太の顔の傷の真相
麻里子さんに喜んで欲しい。ただそれだけ。麻里子さんの役に立ちたい。ただそれだけ。 僕が守らなきゃ。絶対に。
立岩の不正を暴き、それを材料に企画を取り下げろと脅しにかかる爽太。 態度がでかくて強そうな立岩に凄まれ子犬のように目をうるうるさせながら麻里子がいかに頑張ってきたかを訴える。結局脅しの材料を持っているにも関わらず立岩の足元に縋りついて辞退を頼む羽目になり、口元の傷はその時についたもののようだ。鬱陶しがる立岩だったがその勢いに引いたのか、不正の証拠を掴まれていることが気になったのか、結局企画は辞退したようだった。
明かされる過去の事件と衝撃のラスト
あー!カフェの店員は爽太の友達だったのね。爽太の25年の片思いについて、ゾッとするわとか言いながら普通に聞いてあげられる彼もなかなかすごい。パクチーの話はよくわからないけれど、このよくわからない話を長々と楽しそうに喋る爽太はちょっと新鮮だ。割と明るい感じ。
自室に帰り、なぜかメトロノームをBGM?に過去の自身の日記をぺらぺらめくって振り返る爽太。25年ただ日記をつけていることもすごいけれど、もしかしてこれが全て麻里子さん専用日記だとしたらかなりやばいのでは? 幼い頃は絵日記形式だったようで、子どもらしいタッチで麻里子の絵も書いてある。
そこから回想。突然現れたバンから出てきた男に誘拐されそうになった麻里子を、大声を出して周囲の大人に訴えることでなんとか助ける爽太。きっとこれは忘れられない記憶なんだろう。
中学受験し、エスカレーター式に同じ高校へ、その後優秀な麻里子の後を追って一浪して同じ大学へ。そして一年遅れで麻里子の家業である野瀬化粧品へ入社。執念としか言いようがない。しかし麻里子を見つめる爽太の表情はいつでも穏やかで幸せそうだ。見ているだけで幸せだったというのは本当なのだろう。それほど好きな相手なら話しかけたいとか触れてみたいとか、自分のことを知って欲しいとか思うのが普通なので、やっぱり変、というか狂気的ではある。でも自分は関係なくともただただ相手に幸せでいて欲しいと願うのは、確かに美しい純愛のような気もする。うーん。
立岩の不正の件は結局銀次郎のもとへも送信されたようだ。苦い顔で開いたファイル画面を睨みつける銀次郎。立岩本人が取り下げたのではなく、この通報があったから社長側が急遽却下にした可能性もあるか。
慌ただしく物語が進み、あの歩道橋の下で立岩がなんと刺殺体となって発見された。爽太と言い争った直後のことなのか、1日2日くらい日が経っているのか?そのあたりのことがよくわからないけれど、駆けつけた刑事はどこかで見た顔で、あの時のお見合い相手の公務員、佐倉なのでした。
第二話に続く…。
第1話の感想と気になる考察
冒頭の血まみれナイフの姿を思い返すと、一応立岩は麻里子の敵という理由もあるし爽太がやったのかな?と思うのが自然ではありますが、さてどうなんでしょうか?やってそう過ぎて逆にやってないんじゃないか!?みたいな感じもあります。 それに脅して取り下げてくれたら別にそれで済む話のような気もするし。どうなのかなぁ?
松村北斗さんの演技の上手さにぐいぐい引き込まれるドラマでした。色々細かい伏線が張ってあったので、ここから回収されていくのも楽しみ。
一周遅れですが第二話もじっくり見て感想を書いていきたいと思います。

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